細き川に溺れたい

   Volo equitare in unda FOSOCAUA... 細川家に関する独り言を綴るだけ

細川がかほる酒

細川家に関係する(?)お酒を2点ご紹介。

まずは日本酒

舞鶴の池田酒造さん。
ikekumo.com


私は日本酒には詳しくないのだけど(いや、別に焼酎にもワインにも詳しくない。というか酒全般に詳しくない。飲めないわけではないけど、飲まなくても生きていけるタイプ。なんの話だ)
「池雲」や「加佐一陽」というお酒が有名なようです。

で、そんな池田酒造さんでは「純米酒 幽斎」ってお酒も造ってらっしゃる!!
何をきっかけに知ったんだったかもはや忘れたけれど、こういうお酒があると知って、もちろん欲しくなった。


でも池田酒造さんのオンラインショップには出てこない。
色々検索しているうちに、舞鶴の酒屋さんのブログに行きつきました。
ameblo.jp


この記事、2020年6月29日にアップされているのですが、私はこの1週間後くらいにこの記事を発見したのです。
で、即座に酒屋さんに直接アタック!!!!!(細川家関係のことになると、急に普段にはない行動力を発揮することがある私です)
快く通販を了承いただけて、無事に購入して送っていただくことができました~!
狙ったわけじゃないけど、この幽斎さん缶バッチももらえました(笑)

つぎにワイン

で、もう1点は、去年わりと話題になりましたが、こちら↓
www.kokura-castle.jp


小倉時代に細川忠利が作らせていたとされるヤマブドウ(ガラミというのはこの地方の方言)でできたワイン。
我らが熊本大学永青文庫研究センターさんが史料からその存在を発見されて、随分話題になりましたね。
参照↓

後藤典子, 小倉藩細川家の葡萄酒造りとその背景, 「永青文庫研究」創刊号(発行:平成30年3月)

400年前の国産ワイン醸造の詳細が明らかにー永青文庫史料の研究調査により薬用アヘンの製造も確認 | 熊本大学
http:// https://www.kumamoto-u.ac.jp/whatsnew/zinbun/20201203


その時代のワインを再興して出来上がったのが「伽羅美酒がらみしゅ」!
こちらも2020年、通販で購入することができました。

家族と一緒に飲んだのですが、わりとスッキリした味わいですごく飲みやすかった。
もっと渋いのを想像していたのですが、うちの母にも「飲みやすい」って評判でした。

永青文庫研究センターさんが色々と調査されていますが、このガラミのワインは、薬的な効用を期待して忠利が所望していたらしい。
キリスト教弾圧に向かう中、ワインにも良い印象を持たれなくなっていく時代において、効能に目を付けて作らせる感じがとても忠利っぽい。

ちなみにこのワインの件、テレビなどが面白おかしく「ガラシャのために秘密でミサをやっていた時につかってた」みたいな報道したことを、研究者の後藤先生が立腹されていたのを講演会でお聞きしました(汗)
話題性のためなら、変な情報を堂々と流しちゃうメディアの罪深さ・・・

2021年7月現在は通販はやっていないようですね。
もしかしたら小倉城のショップでは売ってたりするんだろうか・・・?
お値段もかなりしたので(1本5000円ほど!)今後もっと醸造数が増えてお求め安くなるといいなぁ。

その他

あと、このガラミを使った商品もいくつか小倉城のショップで販売されてますよね。
こちら↓
www.kokura-castle.jp

以前、小倉城を訪れた際に甘酒を購入しました。
たしかその時は羊羹は売ってなかったんですよねぇ。


資本主義の中で(笑)、現在でも細川家が取り上げられているのは何か嬉しい。
ガラミ酒に至っては、古文書から発掘された情報をもとに、地域おこしにつながっちゃうのも面白いですよねぇ。

お酒でも細川家には楽しませてもらっているって話でした。