ネットをふらふらしていたら、細川重賢が讃をかいている細川忠興像があることを知りました・・・!
うっひょう!こんなんあるんすねぇ!!
↓ここから見られます。
細川忠興像(細川重賢賛) | Keio Object Hub: 慶應義塾のアート&カルチャーを発信するポータルサイト
細川家先祖の忠興への追慕の念をもって描かせたのがこの画像であった。
とありますから、重賢がわざわざ細川家お抱え(?)の絵師に描かせたものってことでしょうか。
え、ナニソレ萌える・・・
そういえば、以前記事にした藤孝さんの束帯姿の肖像画も、重賢が没後百五十年の時に作成を指示したんでした!
重賢君はたいへんたいへん勉強熱心なタイプだっただろうし、祖先研究にも余念がなかったことは想像に難くなく、細川家の礎を築いた先祖に尊敬の念も抱いていたんだろうなぁ。
描かれている忠興(むしろ三斎?)の顔を見る限りは、けっこう年齢いってからの肖像っぽいですかね?
後ろに飾ってある刀はなんでしょうね!?
置き方としては打刀ですかね?わりと刀身は長め?
白黒画像だしあまり鮮明に見えないのですが、拵にうっすらと点々があるように見えるので、これは鮫肌(エイ革)だったりするのかな・・・肥後拵???
柄もエイっぽい感じはしますね・・・?
差している刀の柄も同じような感じ。
どちらも忠興好みの渋い感じはするよねぇww
あと裃の紋が、引両紋(足利家の丸に二つ引?)なんだよなぁ。
幽斎さんならば足利家とのつながりも深いし引両紋でもおかしくないと思うのですが、忠興が引両紋って珍しい気がしませんか・・・?
重賢の指示だと思うのですが、なんでなんだろう???
像の上には
孫裔重賢謹書
松向寺三斎宗立大居士尊影
と端正だけど力強い文字で書いてある。
祖先である忠興のことを想って、重賢が書いたんですねぇ。
センチュリー赤尾コレクションを慶應義塾大学が所蔵しているそうなんですけど、この肖像画ってどこかで展示されたことあるのかなぁ?
以前記事にした幽斎さんの肖像画にしてもそうだけど、有名なやつだけでなく、こういう色んなバリエーションの肖像画を一気に並べた展示とか是非やってみてほしいわぁ!